第3世代オメガスピードマスターST105.003が誕生

1963年、ブランド第3世代オメガ時計スピードマスター ST105.003 が発売されました。この時計には、クラシックな手巻きキャリバー321が搭載されていました。そして、思いがけず、第3世代スピードマスター発売から間もなく、絶好の機会が訪れました。
1964年、宇宙計画が急速に発展する中、NASAはあらゆる有人宇宙ミッションに対応できる時計探索を開始しました。船外活動を含むジェミニ計画とアポロ計画の到来を前に、NASAは「地球上および宇宙空間において最も安全で信頼性の高い」時計を必要としていました。
時計探し任務は、NASAエンジニア、ジェームズ・ローガンに委ねられました。彼はいくつかの著名な時計ブランドに「注文」を送りました。注文を受けたオメガの北米代理店は、5本のスピードマスター ST105.003をNASAに納入しました。
興味深いことに、当時オメガ北米代理店は注文の真の目的を知らず、スイスビールにあるオメガ本社に通知しませんでした。
彼らが知らなかったは、彼らが提出した第3世代のスピードマスター ST105.003が、他の競合時計と共に厳しいテストにかけられ、生き残ったのはスピードマスターだけだったということです。
1965年3月1日、NASAはオメガコピー時計スピードマスターがすべて有人宇宙ミッションでの使用が承認された時計になったと発表しました。
今年はこ公式発表から60周年にあたります。古代中国の暦では、「60」という数字は厥（かじ）周期を完了させ、宇宙エネルギーの完全な循環が完成に至ることを象徴しています。